このところ雲ひとつない夜空に、煌々と丸い月がある。
光が凍てついて針のように冬の庭を照らす。
毎夜、羽織物に身を包んで外に出て天をふり仰ぐと、
オリオン座、北斗七星、その先には北極星、、、
飽くことなく時が経つ。
懐かしい歌が全てを表現してくれている。
堀内敬三作詞 「冬の星座」
木枯らしとだえて冴ゆる空より
地上に降りしく奇しき光よ
ものみないこえるしじまの中に
きらめき揺れつつ星座はめぐる
ほのぼの明かりて流るる銀河
オリオン舞い立ちスバルはさざめく
無窮を指差す北斗の針と
きらめき揺れつつ星座はめぐる
多忙だった今日までの日々、
そろそろ自分に眠りの楽しみを許してやろう。
宴のあと